クール&ニッキ全文

●2003/12/14 - つくづく
即興(劇)は一日にしてならず、だ。

それこそ6年位前、国江さん(+某即興ギタリスト)の公演を見て思ったのは、国江さんはヨシとするがあのギター、
ただ派手に弾きやがって舞踏を生かしてるとはあまり思えない、と俺には見えた。
やたらデカイ鉄板をシャーッとスティックで撫で、工夫したい!てのはなくはないが。
「これなら俺にも出来らぁ、ただの刺激にはさせない!」…

つうのが潜在意識にあったんだろう、今こうして即興ギタリストやってる。

昼はモーティヴ、夜はカニ稽古。
又違った“引き出し”が自分の脇から開いて、逆に使い分けが問われるゾ、と自分に厳しく言い聞かす。

進化とは違う深化が、上手い具合に表現出来ればなぁ。
紅白戦前日、休もっ。

●2003/12/13 - 瞳が語る 存在を愛でる
中野テルプシコールで舞踏(山海塾みたいなヤツ)を観る。
国江徹さんからDM。もう何年ぶりの再会だろう…あ、5、6年ぶりだ。

土方巽亡き後は彼だろ!と思ってる程のファンだ。
1時間公演を立ち見(満員でした)で観て、汗かいたりでしんどかったが、時間が早く感じられた。

終演後の面会。
「あの時は髪、長かったですよね、わかりませんでしたよ。」といわれ、凄くご無沙汰だったのだな、と知る。

紅白戦のチラシと名刺を渡し、特に感想等は云わなかったが、少しの間(ま)の後、握手をしてくれた。
「白くなっちゃうかもしれないですけど」

胸に、何か、キタ。

●2003/12/12 - Mr.トライアングルMan
即興劇の稽古の時に辻が持ち出した新兵器。
トライアングル。

トライアングルのみで即興劇のシーンの中でいかにふくらみを持たせるか?
で意外と好評なのである。
これも意外だが、楽器屋で三種の大きさ(+音の高低)があって、どれを使うべきか考慮…
とかいってほぼ直感で早めに決まったが。ほぼ即買い。

ある時は仕事帰りの稽古でギターがない時は、100円ライター二個と
ベードラ代わりの足踏みで即興ニセ打楽器演者だったりする。
和モノリズム、洋モノリズムの引き出しがこれまた問われる。

さて今日はカニ稽古。弦を張り替え心機一転。
改めてみんなみんなが即興劇+ギターを楽しむ和やかな空気。
ミス極少でヨイフレーズがかなり浮かんだな。