篠゙sテ歇ー(詩)

投稿者:cigargirl  投稿日: 9月27日(土)20時28分51秒

古ぼけた車の中に、あなたが忘れていったシドの写真
今では、ウルトラバイオレットのお陰で古ぼけて見えるわ。

興味本位で覗ける様な甘さはないのよ。
生き様が格好良い等と吐く前に、血みどろの中でプレイしてご覧よ。
此処では美化されたあの人など意味を持たないの。

出会ってしまった恋人達に罰を与えないでよ。
大体、君らが吐く言葉が罪だと知っていたの?

冷笑する歪んだ口元に毒を差し上げるわ。
それでも、私にに唾を吐きかける腐った勇気が在るのならのお話。

古ぼけた写真に過去を見たのよ。
まるで、私たち溺れていたじゃない。泳ぎ方など知らぬ者の様に。
如何なるにおいも君を思い出す原料になるの。
そして、静かに眠りへと誘うのよ。
泣こうが泣くまいが時はお構いなしに。

君を殺して僕も消えるだなんて、眩暈がするわ。
逃げたなどとは云えないのよ。君の傍に居たかったのです。

彼が現在も褒め称えられる理由を知ってる?
泥まみれの優等生の不良を知っている?
あの人が何者かを知っている?

能力よりも如何に刹那を乗り切るかと云うこと。
ふざけて真似をしてご覧なさい。痛い目に会いたいのなら。

好い加減に悪ふざけは止して。
此処から何が見えたかしら?
切ないだなんて笑わせないで。
もう二度と触れぬ事の出来ぬ温もりは、そんな甘い話じゃないわ。

痛いほどに夢を見たのよ。運命に翻弄されるがままに君を甘受したの。
離してはくれない君。腐りかけの鎖も繋がったまま。
言葉を話さない君。君からは何が見える?