クール&ニッキ名作選:ゲスト編(7)

2003/08/02 - 真皓
やっぱり即興は テキストでどれだけ鍛えてきたのか、というのはあると思う
推敲を繰り返して 言葉をさがして 構成を考えて
そういう作業をしてない人の即興は軽い 
自分はもう少し 短くまとめるように したい

2003/08/04 - 即興について 其の弐/真皓
内容の濃いものを即興でつくるのは本当に難しい。
ディベート的な要素もあって、突然の投げかけに答えられる能力。頭の回転、自分の中での蓄積というのは欠かせない。ただしゃべるだけなら内容は伴わない。ラップのバトルみたいに音を踏んだり、言葉遊びをするのはやっぱり訓練。鍛えなきゃ出てくるものじゃない。詩も音楽も絵画も料理もアドリブできる人は経験とセンスがある。
向き不向きは当然。マラソン向きか短距離向きか、みたいなもの。


2003/08/07 - そんなものかもね/真皓
なにごとも 自分の気合が伝わらない、実はそれがベストだったりするもの
ゲルニカを見て誰が芸術だと感じられるだろう? なんの知識も先入観もなく
理論より先に心地良い不理解がある

2003/08/07 - 真皓
私の詩はわかりやすいけど あからさまなのは好きじゃない
水に良い言葉を聞かせるときれいな結晶ができるとか
クラッシックを聞かせると花が美しく咲くとか そういうのは信じる すごく美しいことだと思う 反面、どんなに醜い環境でも魂が汚れない強い心の高潔な人に惹かれる
だから ありがちに「罪と罰」で売春婦がマリアだったり 「バスケットボールダイヤリーズ」や「スウィングキッズ」で不良たちが純粋だったり というのも好き
温室育ちは好きじゃない
理論より先の心地良い不理解から 生まれてくるのは魂の息吹