2003-05-27 追悼文の代わりに… 吉原幸子? 俺が初めて知ったのは19歳だった。古本屋で現代詩文庫をたまたま買い、乱読。おどろおどろしさの中にもボケ、外した滑稽さ、洞察がありただただ恐いみたいな世論とは印象が違った。男性詩人よりサッパリしててカラッとしてる気がしてならない。自殺してやる風な詩でも、どこかしら気持ちの余裕があるような。私事の中にも広さがあったり、規模の大きい孤独だったり。イタズラに嘆かない、嘆いたとしても、なすりつけない距離感があるような。ジャニス、パティ・スミスより浅川マキ、森田童子、よりも吉原幸子。