追悼文の代わりに… 吉原幸子?

俺が初めて知ったのは19歳だった。古本屋で現代詩文庫をたまたま買い、乱読。
おどろおどろしさの中にもボケ、外した滑稽さ、洞察がありただただ恐いみたいな世論とは印象が違った。

男性詩人よりサッパリしててカラッとしてる気がしてならない。
自殺してやる風な詩でも、どこかしら気持ちの余裕があるような。

私事の中にも広さがあったり、規模の大きい孤独だったり。
イタズラに嘆かない、嘆いたとしても、なすりつけない距離感があるような。

ジャニス、パティ・スミスより浅川マキ、森田童子、よりも吉原幸子