ピルグリム童話(詩)

出口も入り口もない国
茨を払い 進む

コンサート・ツアーは巡礼
探しているのは 自分自身
航海日誌は“Logbook”
と ここまで書いてそれを忘れる柔軟さ

が要求される

生きてるうちか死んだ後か 天国
ひとりか ふたりか 大勢か

闇を温め直すとレヴューになり
渇きを癒すと 伝説になる
はめさせてくれ
星のかけら

ハモンドオルガンのジグソーパズルを 持ち歩いている
夜空は誰かに任せて
ロータリースピーカーと白鍵は僕
黒鍵は あなたの手で