悪夢のミルクカウブルース

●実際両思いの女が他の男と結婚しちゃってすんげぇしんどかった、てのは俺も経験はあるのね。けど、それを余さず作品に投影するというのは俺の趣味じゃないし作れないし、そういった作品を観ると参っちゃう。ああいったのを観てビビビッ!とクル人ってきっと俺よっか精神的にタフな人か、引きずってるものを作品で浄化したいんだろうな。作品が肌に合うか合わないかの問題。責めるつもりはさらさら無い。俺の好みといったら例えるならこう。岩谷時子さん作詞でザ・ピーナッツの「ふり向かないで」。絶望的な歌詞をメロディーが救ってる。そういったオブラートの包み方って自分が作品、表現をするにあたって目標としてきたし、いくらかサマにはなって来たかな。この前の花見の時に余興で生ギター持ってオリジナルなんて歌ったりしてた。「塀の上から」という曲で花本ちゃんがやたらイイイイ云ってて、作った本人が他人事みたいに驚いた。なんで?て聞いたら「あのメロでこの歌詞かよ〜」だって。メロディアスなブギーで女が男をふる歌。やっぱ花ちゃんは感度が鋭い。この曲だって頭カラにして肉付けして出来!て感じで。モノ作るにあたって情念って後から付いてくるもんだと思ってる。近いうち「塀の上から」載せよ。では!