グッバイ・キティ(詩)
浮気な女と別れたのは 春
そのせいか 桜にはウンザリしている
涙が止まらないし鼻をかみ
花粉を払い 風向きを変えたがっている
歩みを変えない散歩道
花びらが 邪魔し放題
想像力の中でも 何度も逃げ回ってる
東北から九州まで
秘密の恋 記憶の中ならすぐ逢える
新しい出会いに 頭がねじれそうだ
淫らになりながら どうかまじめに
その手を預けて くれないか
連れがいるなら伝えてよ
遠くから 合図をおくれ
勿論このまま黙るつもり マリア
二人の間に 乾いた風を置く
どっちみちこの心は 春
脱ぎ捨てた思い出にウンザリしている
誰かがはみ出して 蹴飛ばされ
昨日は二度目 からかい半分の悲劇
グッバイ・キティ
グッバイ・キティ
グッバイ・キティ
グッバイ・キティ
ハロー・キティ?
グッバイ・キティ