コラム「湖」(私的感情編)

空気、時間を扱う、流れを読み取るのを問われるのが「幻の湖」の特徴だ。
とある参加者(!)から、「湖は問われるからねぇ」と云われた。
それも大いにあるのだが、代表である俺自信も問われる。
余談だが、その彼は空気を読み取るのが非常に上手くなってきて、俺もうかうかしてられない。その彼も云う位だ。

まねきねこのコーナー(これ含め後日載せる。優!)が終わり、出演者の半分が途中退場した直後、淋しさの空気が簡単に出来上がってしまった。
過去にも経験はあったが、これを挽回しようとあせると、ますます度合いが深まってしまう。
軽目のブルースをしばらく演った。全然悪くないのだが、空気に負けてしまうのだ。
そこで提案。「紅い花」を演ろう、と。カントリー風バラードなのだが、人の心の擦れ違い、友人の自殺、個人のつぶやきをひとつの詞にまとめた自作である。
綿密な打ち合わせだけがあり、ほぼ初対面同士が聴かされていない曲を初めて合わせる。
タクボ、その後輩、中川(!)、かっちゃん、辻が空気を肌にして、

成功した。静は深く、動は信じられない程重く快くうねり、淋しさの空気と同調しながら跳ね退けている。自分を誇りに思ったし、周りが頼もしく見えた。
こういうのを俺は経験もしたし、今後も求めていたいし、実際テーマだったのだが、ハードルの様にひとつ越えた気がしてならない。

参加してくれたみんなに本当に感謝する。
(とか云って、固苦しいイメージ、嫌だなぁ。参加者、増やしたいから気軽に連絡待ってるよ。)