2004-01-14から1日間の記事一覧

不自由・不平等・無慈悲で批評家を気取る100の実験

※「志庵」稲葉浩志(2002)男心、である。貧乏たらしいエセロッカーの愚痴なぞ足元にも及ばない軋みが詞に表れている。

不自由・不平等・無慈悲で批評家を気取る100の実験

※「Love Beach」EL&P(1978)評論家から「らしくない」とボロクソかかれたが、シンセ使ったポップロックとしては上位に位置するだろ。7曲目「将校と紳士の回顧録」は美メロも詞も泣ける。ロック詩人の尊敬するひとり、ピート・シンフィールドの功績に拍手。

不自由・不平等・無慈悲で批評家を気取る100の実験

※「senza piet`a」ANNA OXA(1999)イタリアの歌姫。過去作品ほぼ全部聴いたりしたがシンセ臭くってあまり耐えられなかった。で、リアルタイム買いでヒット。90年代後半に一部で特有の“音処理凝りまくり、機材バリバリ使ってるけどこんなに自然な音なのよ”の…

不自由・不平等・無慈悲で批評家を気取る100の実験

※「A Passion Play」ジェスロ・タル(1973)とにかく難解な盤だとしつこく称されるが、多大に雰囲気的なものだろう。音楽理論的にガチガチなロックはこれ以上にはかなりある。西洋人から見た輪廻とはかくも暗くおどろおどろしいものか。重要作だとは思うし実…

魔女の1ダース(新潮文庫)

(副題:正義と常識に冷や水をあびせる13章 著者:米原万里)ロシア語通訳協会事務局長、会長。国際的なエピソードを面白く綴ったエッセイ。個人差、文化のギヤップと伝えると共に常識の軽さ滑稽さを遠回しに皮肉る怪書。2、3回、腹がよじれる程笑いました。