戦争について

命にかかわる事、国家にかかわる事に関しては慎重に発言しなきゃならないし、
あ、訂正、あ、訂正みたいなのはみっともない。

報道が鳴りを潜めたからといって反戦運動もやったりやらなかったりするのもどうか、と。
一度決めたら続けて欲しいよ。

(そういう辻はどうなんだよ?!)

政治的発言はここでは最初で最後にする、きっと。そうした事は他に任せる。
やらなきゃいけない事、おぼえなきゃいけない事はたくさんあるし。

報道に流されてギターをおろそかにしたくない、詩をおろそかにしたくない日常をおろそかにしたくない。
反戦や平和の詩は書かない。もっとグロテスクな事は日常にいくらでもある。
心や人間関係の軋みが詩を産むと思ってるし。

昔、淡谷のりこさんが進駐軍まわりの頃、禁じられた化粧とドレスを装い、行く先々で叱られたそうだ。
じゃ何故そうするか?良質な娯楽を分け与える為だ。

カーペンターズが何故流行ったか。ベトナム戦争の泥沼の頃、一服の清涼剤として存在し続けたからだ。
彼ら彼女らは目ン玉ひんむいてわざとらしい服で「反戦!!」を叫ばない。

俺は戦争には便乗しない。今までどおり良質なステージ、娯楽を追求するのみだ。
一服の清涼剤を欲しがる誰かのためにも。