不自由・不平等・無慈悲で批評家を気取る100の実験

※『BREINWASHED』byジョージ・ハリスン

彼の遺作である。

ディランの“LOVE AND THEFT”(大名盤!)を思わせた。
録音がしっかりしているのだけど生っぽくて、古いモチーフでありながら新鮮な音楽を提供する。
年輪を感じさせながら渋みとは違ういい意味での軽さ。

ほっとんどザ・バンドチックなんだけど文句の付けようがない。
彼独特の薄暗い軟弱さも健在。最後の最後にやっぱ「神、神、神」だもの。

ジャケと中身の落差が気になるが。
ひと昔前のパンクのCDの「ジャケさわやか、中身轟音」みたいなのを思い出した。
じゃあこれは「ジャケはテクノ、中身はポワンポワンギター」か。