コトバ・オン・ザ・ランat高円寺

リーディング企画。
“王子”大村、沼谷香澄、服部剛、ちょりの順。

大村さんは落ち着きのない国語教師みたいになってた。
客に手拍子を求めるも、かなり滑っていた。けどヤル時にぁやる。ヴェルヴェット・ヴォイス健在。

沼谷さんは初めて観たのだが、確実に空気を変えましたね。
人同士のすれ違い等の暗めでいながら美しさを含ませた詩を主に。
さっきまでキャッキャ言ってた制服女子校生組がマジで見入ってた。

服部さんはスラムの対戦相手だったり毎度毎度な感じだが、時間たっぷりと客として観るのは初かも。
聴くたびにしみるのですよ、自分の中で剛ワールドは。

ちょりは“行き場の無い若さ、もどかしさ、ああうっとうしい”系ではよく出来ていると思った。
個人的に何故かツボには入らなかったのは自分自身疲れか何かのせいか、変な引き出し開けちったか?でも確かに客は沸いた。

ビールでヘロヘロになった目からも見て取れたのは、あんなに汚い会場が
洒落た写真家の作品みたいに何もいわずおもいを静めた風に見えた、と。
言葉の持つ力に、又してもしてやられた。