無茶(詩)
ときめきを分かち合う相手を探してる
胸が満ちるというのは
何も暖かなものとは限らないらしい
誰かが誰かの背に 感情のナイフを何度も刺す
刺されてる本人は知らぬふりで 本当に気づかなくて
ああ、溺れながらさまよう背骨ら
透明な血を流し
ドラッグストアへの道
その群れの中に 治りたくない奴が
迷える子羊を演じてる
狼に 又会いに行く
ガキの二の舞は 踏みたくはないんだ
その願いが みじめだとしても
足踏みは 避けたいんだ
口の中で 転がす言葉と安ワイン
ときめきを分かち合う相手を探してる