不自由・不平等・無慈悲で批評家を気取る100の実験

※私的ロック考

「ロックのルーツは、ブルースだ」と簡単に云う人がどうも苦手で。
俺、付け加えるなら、ソウル、R&B、モータウンもでしょ、と。

ストーンズだって、テンプスドリフターズをカバーしてたし。
ディランの「ブロンド・オン・ブロンド」は、そういったのを意識してオリジナル書いたりしたけど、成功してない気がする。
(好きだからこそ、あえて。)

「サージャント・ペパー〜」の「ゲッティング・ベター」や「フィクシング・ア・ホール」とかは、もろ黒人意識強い気がしてならない。
取り込んで反芻して、自身の主張を彩るのが「オリジナル」だと。

ルーツ探し、自分探しってラッキョの皮むきみたいなもので、それプラス付加価値によって浮かび上がる気がする。

友人のちょっとした助言で見えない自分が見えたり。
CDだけじゃわからない曲のニュアンスを映画、ラジオで使われて初めて気付いたり。
遠回りしなければわからない、掴めないモノはある。
自力で得るモノの限界を感じたら、他者と揉まれるしかない。

自分自信を表現、でいいじゃない。